【ロンドン百景】その8:ブリクストンのポップアップ『Pop Brixton』がなかなかアツい。安い。
マルチエスニックな街
ビクトリア駅よりオーバーグラウンドで一駅の場所にあるのがブリクストンだ。ここはアフリカ系の人情味溢れる庶民タウンであると共に、ポップでナウいカルチャーが爆発しているヤングに人気な街でもある。(昔は犯罪地区として知られていたが、今は普通そう)
ここに来るのは初めてだったが、今回は駅前にある所謂「ポップアップ」マーケットに行ってきた。晩飯を取るために、5時頃に到着。前回行ったショーディッチのポップアップ『ナイトテイルズ東京』とはまた違った雰囲気だったので、色々面白かった。
このブリクストンのポップアップは、コンテナをテトリスの様に組み合わせた当に「ザ・ポップアップ」といった趣きの場所だった。入場料は無料だが、トイレや座席もしっかりとしてあり、なかなか管理が行き届いている感じ。
選択肢は豊富
今回見たのはほんの一部分だけだったが、どこもなかなか良さそうだった。
例えば、ブリックレーンのマーケットにも出店しているラーメン屋の『koi Ramen』やベトナム料理、メキシカン、更には本格的な釜まで備えたピザ屋など、そのレパートリーは幅広い。そして特筆すべきはその値段。とにかく安め。
因みに、他にも洋服屋や何かのショップ、そして大きなホールのようなものもあった。
結局、koiラーメンを選択。豚骨ラーメン6ポンドと、まあまあな値段。ただ、瓶サッポロビールは3.5ポンドとかなり良心的な価格だった。アサヒは何故か4ポンド。やはり、ロンドンでも謎のアサヒ神話が跋扈しているようだ。謎の上乗せ価格。
豚骨ラーメンは少しヌルいが、味はまあまあ美味い。薄味なのは、ロンドン向けに臭みを極限まで無くすようにしているからだと思われる。2ヶ月に1回くらいなら良いかもしれないラーメンだった。
2階に上がると、そこそこ広めなベンチスペース。屋根もあるので、雨を気にせず飲み食いできる。
正直、ラーメン屋の隣にあったベトナム料理のフォーの方が全然美味そうだった。こっちは山盛りで量も多い。
特に目新しい事もなく、水曜日だった為か人気もあまり無かったが、全体的に値段が安かったことは評価に値すると思う。いかんせんあまりブリクストンに行く機会が無いのだが、近くに住んでいたら、待ち合わせやちょっとした飲みなどで利用価値の高い場所なのでは無いだろうか。