【パリ通信】その18:シャワーの排水口の詰まりが全く取れない【生活困った編】
今回は初心に帰り、文字のみでフランスはパリの劣悪な住宅事情の解説を試みてみようと思います。決して写真を撮るのが面倒くさい訳ではありません。(またこのパターンか)
築半世紀はざら、下手したら100年ものなんてのもままあるというパリのアパルトマンです。当然のように様々な困難が待ち受けていると思っていましたが、ぶち当たったトラブルの中でも最悪なものを上げましょう。
それは「水回り」です。
他の生活問題、例えば携帯の4G回線が外にいても全く繋がらない、暖房が弱すぎて寒い、壁が薄すぎる上にフランス人は大声で喋る、外の黒人が深夜に言い争いを始める、、マリファナ臭が半端ないなどはまあ慣れる事が出来るでしょう。
それに比べ水回り。特に排水システムは明らかに最悪なほど悪く、完全に掃除でどうこう出来るレベルではない事象が多々あります。
恐らく配管自体が疲弊していて流れるものも流れない、というのも大きいと思いますが、今回注目したのはフランスの文化習慣。パリにかぎらず欧州広範囲で見られる現象かと思いますが、真夜中を過ぎたらトイレを流さない、という風習が有るかと思います。
確かに思いやりシステムとしては良いのかもしれないですが、これが幾分か配管に悪影響を与えているのではないかと考えたのでした。ともあれ、たしかにパリの水道音は結構でかいというか、壁が薄いので大体なんでも聞こえてしまうのでした。勿論、壁に耳を当てれば電話くらいの音だったら余裕で聞こえてしまうというオープンワールド。慣れるっちゃなれます。
とは言え、トイレが詰まったことは実はありませんでした。問題だったのはシャワー。
なにせ、現在住んでいるストゥディオはもともとシャワートイレ無しだった部屋にそれらを後付。不自然な位置にやたらと細い配管が剥き出しになっているのが確認出来ます。
まあそんなこんなで、髪の毛を放置すれば過ぐに詰まってしまう上、そもそもかなり頑張って詰まりを撮ってもそもそもの配管が細すぎて排水が遅いという、致命的にして根本的な欠陥もあります。
まあこれも慣れるのですが、風呂国家で育った日本人的にはなんとかしたく成る状況であることは間違いないでしょう。結局、頑張って掃除用具を大量買してしまう始末・・・気にしないのが一番かもしれません。