【パリ通信】その17:パリではマックより断然『クイック』を勧める【オラオラ系】
ところで皆さんはこの「Q」マークのバーガー屋を知っているだろうか。
筆者は知りませんでした、パリに来るまでは。
その名のとおり、『クイック』。なバーガー屋です。クイックです。
パリではマクドナルドとタイマン張るくらいの勢いがあり、バーガー好きとしては無視できない存在なのです。個人的には、日本牛丼業界で表現するなら吉野家ポジションだと思っています。
雰囲気はマクドナルドより断然ローカル
パリのマクドナルドは恐らく世界で最もアクセシビリティが高いです。
これは間違いないです。
ほぼ全ての店舗にタッチパネル式のオーダーマシンが導入されており、店員を一切経由することなく会計を完了させ、あとは受け取るだけ、というシステムが完成されています。日本語表示も当然可能。素晴らしいシステムです。
さらに、マクドナルド店員はパリでも比較的礼儀正しく訓練されている様子。
いかつい人も居ません。英語もほぼ通じます。
しかし!!
クイックは普通のバーガーチェーン。
パリで言う「普通」です。レジのお兄ちゃんは二の腕にデカいタトゥーが掘られていて、英語は全く喋らんという人も居ます。
店内には場所と時間にもよりますがアラブ系orペルシャ系のご老体達がコーヒー1杯で数時間粘って市井を占っているかと思えば、黒人のストロングスタイルな女子高生が大量のポテトを摂取していたり、巨漢のロシア人が4人席を占領していたり、そのロシア人の彼女がトイレと扉をこじ開けようと必死になっていたりと、バラエティ豊か。
一応店内はそこそこ清潔に保たれています。
Supremeはマジでオススメ
クイックはそこそこメニューも豊富ですが、まず試したのがこのシュプリーム。
いまの所、クイックの看板メニューのようです。
箱を空けると、かなり形の良いバーガーが出現。
がさつな感じの店構えとは打って変わって、非常に食欲をそそられる出で立ちです。
大きさですが、マクドナルドの同価格帯のバーガーと比べても大きい気がします。
チーズに穴空いている!!!
ルッコラ入っている!!!!
と大興奮しすぎて焦点がずれる。
肉の厚さも申し分ないです。
バーガーの重みで箱が凹んでいます。
バンズも流石フランス、めちゃくちゃ美味しいです。
これはヨーロッパならではというか、日本のバンズが本当に不味く感じるレベル。
2層の「穴が空いている」チーズ。
とにかく今直ぐワインをもってこいと言わんばかりの濃厚な味を堪能できます。
実は選択肢も豊富
値段ですが、最低価格セットメニューの「Le menu」は4ユーロ。マクドナルドの最低価格セットのMenu fast?は4.95ユーロなので、約1ユーロ安いです。
そして種類もそこそこ豊富。色々試しがいがありますし、デザートも美味しそう。
そんな感じでクイックは楽しい場所です。
パリに来たらマックもいいですが、クイックに挑戦してバーガー革命を起こしましょう!!